こんにちは、塾長の安澤正剛です。
今回は、滋賀県(彦根・東近江・近江八幡・米原・長浜)から医学部大学受験合格を目指す高校生・浪人生・受験生のために名古屋大学医学部の数学で合格点が取れるようになる数学の勉強方法について紹介します。
名古屋大学医学部数学の出題傾向
名古屋大学医学部の数学は大問4問構成で、試験時間は150分です。全体的な難易度はやや難しい~難しいレベルです。典型問題は殆どなく、いずれも骨のある斬新な設定の問題で構成されています。各大問2~3問の誘導小問があり、誘導は丁寧ではありますが、それでも1問あたりの作業量は多く、多くの受験生が手こずるでしょう。辛うじて、小問の(1)はいずれも比較的取り組みやすいのですが、小問の(2)以降はきちんと問題の意図がくみ取れていないと方針が立ちづらいでしょう。難易度は高いものの、数学の重要事項の本質的な理解、思考力、論証力をバランスよく問う良問揃いとなっており、数学が得意な受験生はきちんと報われる試験となっています。
試験時間150分で大問4問という構成ですが、いずれも難問になるため決してボリュームが少ないというわけではありません。しかし、計算量が多いわけではないので、そこだけがまだ救いかもしれません。すぐに方針は立たないはずですので、試験本番では焦るかもしれませんが、落ち着いて作業を進めていけば、時間は多少は余るかもしれません。
名古屋大学医学部の数学で合格点が取れるようになる勉強法
名古屋大学医学部の数学は高度な思考力・論証力を要する難問が多く、標準問題の出題が少ないので、基本の学習は最小限に済ませたいところです。
そして、大問1つに対して小問が数問で誘導されている問題集を使って演習を積みましょう。これは、部分点を取る練習にもなるので、ぜひ実践してみてください。
基本の学習
まずは、基本的な定義・定理・公式などをしっかりと理解しておくことが大切です。時間がかかるかもしれませんが、特に定理や公式の証明まで地道なことをしっかりやっておく必要があります。
基本的な定理・定期・公式などを理解するのにおすすめの参考書は「青チャート」や「大学への数学 1対1対応の演習」です。
『青チャート』(数研出版)
いわゆる網羅系参考書です。問題量が非常に多いので、すべての問題を解く必要性はありません。例題などを中心に、問題を選んでいけばよいでしょう。ただし、数Aの場合の数・確率や数学Ⅲの極限・微分・積分については、なるべく多くの問題に触れておいた方がよいでしょう。
『大学への数学 1対1対応の演習』(東京出版)
『1対1対応の演習シリーズ』は良質な上級者向けの解説が収録されているのが魅力の1つです。解説は詳しく収録されているため学校や塾での数学の勉強にもしっかりと対応ができます。間違えた問題は解説を理解した上で、自力で解けるようになるまで何度も解き直しをしましょう。収録された上級者向けの解き方ができるようになると、難しい問題に出会った時に応用が利くようになります。
典型的な問題演習
参考書・問題集の例題にある、いわゆる典型問題は解答を見ずに解けるようにしておきましょう。解き方がわからなければ解答を参考にするのはよいですが、解答を理解して終わりといった連続では、自分の力で問題は解けるようにはなりません。解答を理解したら、一度本を閉じ、自分の力で最後まで答えを出すところまで学習すること重要です。
典型的な問題の確認におすすめの参考書は「良問プラチカ」や「入試問題集」です。
『良問プラチカ』(河合出版)
わずか50ページ前後の薄い参考書ですが、超難関大学レベルの問題が収録されています。収められている問題は良問で、しっかりとした解説もついているので、1問1問を理解しながら勉強を進めるのに向いています。超難関大学を目指す受験生が最後の仕上げなどの目的で、短期集中でくり返し使うのにおすすめです。
『入試問題集』(数研出版)
主要101大学の最新の入試問題を精選した問題集です。難易度は理系学部で出題された入試の中級から上級レベル。出題頻度の高い85問に*マークを、基本問題32問に◯マークを、解法や計算上難しい問題12問に◇マークを、特に難しい問題1問には◆マークがついています。学校別問題索引により、大学別の問題演習が可能です。解答編には別解や理解を助ける図も掲載されています。
計算力・処理能力の強化
名古屋大学の数学に限らず、医学部全般に共通していることではありますが、計算力・処理能力が非常に重要です。計算だけを取り出して練習するよりも、問題演習で複雑な計算が出てきても最後まで粘り強く取り組むことが必要です。また、計算をやみくもにやっていくのではなく、常に「どのようにしたらより素早く計算できるか」を意識して研究を重ねることが大切です。一人の力ではなかなか気がつかないことは多いので、学校の先生や、通っている塾予備校の信頼できる先生に途中経過を逐次チェックしてもらうことも非常に有効です。より、効率の良い、高度な計算テクニックをできるだけ取り入れましょう。
また、問題演習をしていると、つまらない計算ミスなどをしてしまうことがあります。その際、ミスを軽視せず、真摯に向き合うことが大切です。自らの手で正解を求められるまで格闘することが、計算力や処理能力の向上につながります。地道な努力を怠ってはなりません。
計算力・処理能力の教科におすすめの参考書は「合格る計算 数学Ⅲ」です。
『合格る計算 数学Ⅲ』(文英堂)
この参考書は、数学Ⅲの計算力強化にとても役に立ちます。解き方のコツが丁寧に説明されており、計算の上手・下手にまで触れている希少な参考書です。計算力強化を目的とした参考書なので、なるべく早い時期から取り組むことが大切です。
過去問演習
過去問演習では本番の試験を意識して、時間配分をよく考えながら臨むことが重要になります。各大問の難易度は年度によってかなり変動するため、解ける問題と解けない問題を瞬時に識別する力も必要不可欠です。
過去問演習におすすめの参考書は「名古屋大の理系数学」です。
『名古屋大の理系数学』(教学社)
名古屋大の理系数学は力試しとしてだけ使うのではなく、過去問研究の教材としても大いに活用していってください。過去問演習には遅くとも高3の秋までには本格的に取り組むようにしましょう。
短期間で数学の偏差値が65以上になる勉強法
さて、ここまでは京都大学の医学部数学で合格点を取る方法を紹介しました。しかし、中には京都大学の医学部数学対策を一人で進めていくのが難しいと感じる方も居られるかもしれません。
たとえば、「記述解答の練習」といっても、自分の答案が本当に大丈夫なのかわからない人は多いと思います。また、間違っているとわかっても、どこをどう直せばいいかを自分で考えて対策を進めるのは、なかなかハードルが高いと感じられるでしょう。
しかし、受験生の多くが通う塾や予備校は基本的に集団授業なので、生徒さん一人ひとりに合わせた対策はしてくれません。さらに、授業以外の時間に何を勉強すればいいかまで面倒は見てくれません。すべて生徒さん自身が考える必要があります。
また、個別指導塾の場合、講師は大学生が中心であることが多く、専門的な対策をしてもらうことは難しいと言えるでしょう。なぜなら、志望大学に合わせて専門的な対策を行うには、大学受験に対する知識や指導経験が必要だからです。
では、数学の成績が届いていない生徒さんは、京都大学を諦めるしかないのでしょうか?
そんなことはありません。安澤数学塾には京都大学医学部の数学で合格点が取れるようになるノウハウがあります。何をやれば京都大学医学部の数学で合格点が取れるようになるのかを知っています。ですので、今後の数学の学習を進める上で、お役に立てると思います。
営業時間:10時~21時
住所:〒522-0201滋賀県彦根市高宮町2262
電話:0749-27-6654
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