こんにちは、彦根市の小学生算数塾「安澤数学塾」塾長の安澤正剛です。
彦根市の小学生は中学受験をせずに公立中学校への進学が一般的ですが、今回は中学受験をせずに将来、難関国公立大学へ現役合格するには、小学生のうちからどのような準備をしておけばいいのかを紹介させてもらいます。
公立中学進学が全国的には一般的である
全国的には、中学受験をせず公立中学に進学するのが一般的だと言えます。
もちろん、中学受験の勉強は価値があると思われます。
小学6年生で、公立中学3年生レベルを超える学力を身につけている場合もあります。
ただし、中学受験をしなかったからといって、大学受験で不利になるとは限りません。
私はこれまで開塾以来、多くの公立の小学生・中学生を見てきました。
その経験から、どのような小学生がトップ校に進学するのかを把握しています。
特に、中学受験をせずに公立小学校の勉強をしっかりと行っているお子さんでも、大学受験時には有名私立中高一貫校と同じレベルに達することができます。
当塾には、中学受験をしていないお子さんが多く、県立のトップ校に進学し、有名大学に現役で進学するケースが多数存在します。
学力の観点から見ると、東京大学に進学する高校のリストには、有名私立高校や国立高校が名を連ねていますが、公立高校出身の学生も多くいます。
特に地方出身者には、公立高校から進学する学生が少なくありません。
そういった学生は、高校時代に塾に通っていなくても、高校の授業と特別講習だけで合格することができるケースがあるようです。
このようなケースがどれほど多いのか統計をとっていないため、一部のケースかもしれませんが、実際にそういった状況が存在することを理解しておくことが大切です。
公立トップ高校に進学する子どもの特徴
ここでは、公立中学校の段階で、どのような生徒が公立トップ高校に進学するのか、その共通点について考察していきます。
以下に挙げる7つの特徴を持つお子さんが、一般的にトップ公立高校に進学する傾向にあります。
- 提出物を必ず期限内に出す
- 不要な遅刻がない
- ノートをしっかりとる
- 要領がいい
- 主要教科以外に実技系科目も得意
- 定期テスト勉強のスタイルができている
- ネガティブな発言をしない
さらにスーパーレベルのお子さんは、以下の3つの特徴を持っていることが多いです。
- 何事にも好奇心をもつ
- 非常に集中力がある
- 勉強を楽しむための工夫がある
これらの特徴は小学生の段階から現れることが多く、中学生になっても加速度的に続いていく傾向があります。
ただし、まれに天才と呼ばれる子どもたちもおり、そのようなお子さんは上記の特徴に当てはまらないことがあります。
これらの特徴がどのように養成されるかというと、家庭内での影響が大きいことが多いようです。
多くの保護者様との面談を通じて、上記の特徴を持つお子さんの家庭に、ある種の共通した背景があることがわかりました。
しかし、それは親が意図的に行っているわけではなく、むしろ自然と無意識に行っていることが多いのです。
家庭の状況はどういうものか
それでは、上記の特徴をお持つお子さんの家庭がどのような状況であるかを、典型例をいくつか紹介します。
- ゲームとは無関係:つまり、上記のようなお子さんもゲームをよく楽しんでいます。
- 勉強時間と成績には相関関係がある:受験勉強はしていないが、コツコツ毎日少しずつ学習しています。
- 遊びと関係がある:こういったお子さんは、実は小学校時代に良く遊んでいます。
- 勉強以外の熱中できる趣味を持っている。
- 親は勉強を強制していない。
- 習い事の数は関係なし:習い事をたくさんしているお子さんもいれば、あまりしていないお子さんもいます。
これらを大きくまとめると、小学生時代に家庭で自然に育まれる力は以下の3点です。
物事を肯定的に捉えられる力
お子さんがこの力を身につけるためには、親が肯定的な姿勢を持っていることが必要です。
これを実践すれば、親自身の生活も大きく変わります。
お子さんは勉強も肯定的に楽しく取り組めるようになります。
自分で区切りをつけられる力
勉強と遊びのメリハリをつけさせたいと思っても、「勉強をやりなさい!」と言うだけでは効果はありません。
代わりに、日常の些細なこと(食事、起床、就寝など)で「区切りの習慣化」を行うことが効果的です。
そうすれば、勉強も習慣化される可能性が高まります。
また、区切りができるようになることで、勉強への集中力も高まります。
子どもの好奇心を引き出す力を伸ばす
お子さんが関心を持ったことに対し、無駄な制限をせず、自主的に取り組める環境を整えることが大切です。
こうした環境を提供することが、後々大きな成果として戻ってくることでしょう。
ただし、好きなことに没頭しすぎて節目を見失うことを懸念するかもしれません。
そんなときは、お子さんに自分でどうすべきか考えて行動させましょう。
追求を続けるか、節目をつけるか、子ども自身で決断することが大切です。
自らの選択による行動は、強制されたものと違い、責任感や自覚、そして自主性を育てることに繋がります。
これも家庭教育の重要な要素です。
基本的な読み書きや計算能力は大事ですが、それ以上に重要なのは「考える力」を持つことです。
その源泉となるのは、以下の3つの要素です。
- 興味関心を持ったことに対し、自主的に取り組む環境を作る
- お子さんに自分で考えて行動させること
- 自主性を育てる家庭教育を行うこと
このような環境を家庭内で整えることが、お子さんの能力を引き出すために重要です。
安澤数学塾では小学生から算数の先取り学習を始めることで中学受験をしなくても、オール公立で難関国公立大学現役合格できる數學の学力定着を図ります。
小学生から医師・薬剤師・歯科医師・獣医師・など、理系職種を目指しているお子さんは、当塾の先取り学習をおためしください。