こんにちは。
彦根市の数学専門個別指導学習塾、安澤数学教室です。
今回は数学だけが苦手な中学生や高校生の親御さんに向けて、数学だけ通塾することメリット・デメリットを紹介します。
数学の苦手を克服するためのヒントになれば幸いです。
まず、数学1教科だけ塾で勉強するメリットを紹介します。
1.時間を効率よく使える
苦手教科である数学だけ塾に通うという通塾方法は、限られた時間を効率的に使える点がメリットです。
通塾は移動や授業で時間がかかるため、自分でも勉強できる教科まで塾を利用すると、時間がどんどん減ってしまいます。
忙しい中学生や高校生が時間効率の良い毎日を過ごすためには、必要なところに時間をかけるメリハリが大切です。
2.数学のプロから指導が受けられる
数学の理解は、知識を得る・覚えるだけでは不十分です。
それは、数学は論理の成り立ちや概念を理解して初めてわかるようになる教科だからです。
「授業で聞けば分かるのに、自分で解こうとすると解けない」場合は、数学を本質的に理解できていないのが原因です。
数学が苦手なお子さんこそ、数学専門塾で数学のプロから解き方ではなく論理を学んでみましょう。
3.苦手を徹底的に克服できる
数学だけを集中的に習うと、苦手の原因を丁寧に見つけ克服する勉強ができる点もメリットです。
「計算問題は解けるが、文章問題は苦手」なお子さんに、数学的な文章を正しく読み解く読解指導も可能です。
解き方の前に、苦手になっていた本当の原因を見つけ、克服する勉強ができるのは、数学だけとじっくり向き合える1教科受講ならではのメリットです。
次に、数学1教科だけ塾で勉強するデメリットを紹介します。
1.他教科の指導は受けられない
塾で英語や国語など、他教科の指導は受けられません。
塾は「生徒が受講している教科のみ指導する」のが基本なので、他教科で質問したい点があっても、受けてもらえないと考えておきましょう。
また、数学以外の4教科はテストや受験への対策も自力で進めなければなりません。
塾で受講していない教科は、学習計画の立案や受験戦略、模試分析などの指導が受けられないので、自分で対応する必要があります。
2.総合的な受験対策が受けられない
高校受験も大学受験も、合否を決めるのは受験教科の総合点数です。
塾が5教科受講を進める理由は、「指導科目数を増やし、総合点を伸ばすことで合格可能性を高めたい」という点にあります。
5教科を受講しているお子さんに対しては、「1教科が苦手でも、残り4教科を徹底的に伸ばし、総合点で合格ラインを超えさせる」といった戦略的受験も可能だからです。
しかし、数学しか受講していないお子さんには、総合点を伸ばす指導ができません。
受験や第一志望校合格を見据え、「数学が苦手だから、数学だけ塾」という選択がお子さんにとって正しいかどうか、冷静に考えてみましょう。
一度塾で相談してみるのもおすすめです。
3.全体の勉強計画バランス配分が難しい
塾では予習や復習が必要ですし、宿題も出されます。
数学だけ塾に通うと、数学の勉強量が増え、他教科の勉強を圧迫してしまう可能性があります。
勉強計画やテスト対策などで、教科ごとのバランス配分が難しくなる点もデメリットです。
「数学が苦手だから数学を重点的に勉強する」ことは間違っていません。
しかし、数学ばかり頑張った結果、他教科の成績が下がり、総合点で以前と変わらない結果になる恐れもあります。
数学だけ塾に通う場合は、数学を含めた全教科の学習バランスが大切です。
塾に予習や復習、宿題の量を問い合わせ、負担になりすぎない塾を選ぶようにしましょう。
以上、数学だけ通塾することメリット・デメリットを紹介させていただきました。
これらのメリット・デメリットを考慮して、お子さんの目的・目標が達成できそうな塾を見つけてください。